AFAF2024

2024.9.19[Thu] ~ 9.22[Sun]

通り過ぎる風に秋の移ろいを感じる日々です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

9月の画廊香月は、ART FAIR ASIA FUKUOKA 2024に出展いたします。
会場は福岡国際センターにて
今年もギャラリーモリタ+画廊香月で展開いたします。

新たに2名の作家を迎え入れ、新しい風をお見せできることと思います。
会場でお会いできますこと楽しみにしております。

香月人美

 

 

ART FAIR ASIA FUKUOKA 2024

■ 会場

福岡国際センター
(福岡県福岡市博多区築港本町2-2)

■ブースNo.

#W33    ギャラリーモリタ+画廊香月

■Director

森田俊一郎[M]
香月人美[K]

■ 開催時間

VIP View
9/19(木) 13:00 – 19:00

Public View
9/20(金) 11:00 – 19:00
9/21(土) 11:00 – 19:00
9/22(日) 11:00 – 18:00

︎■ART FAIR ASIA FUKUOKA [HP]

https://artfair.asia/

 

■ 出品作家

 

高島 進  Susumu TAKASHIMA ➡️︎ Detail

何かを描くのではなく、1mmにも満たない間隔で線だけを引き続ける「道具のためのドローイング」シリーズ。ファブリアーノ紙にメタルポイントで引く線は、時に傷ついた皮膚のように痛々しく、アールブリュットの作品にも似た悦楽さえ感じてしまう。
昨年の展覧会のタイトルを《建築する傷口》と題したら、多くの建築家の感心を集め話題をさらいました。[K]

 

平松 宇造  Uzo HIRAMATSU ➡️ Detail

顔料を使い一見するとシンプルな構図と色使いに見えながらも圧倒的な存在感のある作品を見せてくれます。薄塗りを重ねた独自の技法から生まれるマチエールが魅力です。

彼の表現は海外の人々からは「侘び・寂び」を最も感じさせてくれると言われます。近年ではアジアはもとよりヨーロッパ、アメリカでも多くのコレクションがなされていて、インスタのフォロワー数は既に10万人を超えます。[M]

 

 

鳥越 一輝  Kazuki TORIGOE ➡️︎ Detail

「Beyond the Human Being 」・「Beyond the Stroke」をテーマに国内外のコアな美術ファンに響く力強い表現を手に入れました。水の勢いを取り入れるという独自の手法により、彼の溢れるまでの感情を具現化しました。近年では台湾・高雄の建築プロジェクトにも参画しています[M]

 

増田 泰子  Yasuko MASUDA ➡️︎ Detail

掌(てのひら)に乗る程の小さな華奢なオブジェの人形(ひとがた)から聴こえてくるのは、遠い日の眼差し。産業が発展する社会の哀しみや祈りの背後にあるポエジーに惹かれます。舞踏家・大野一雄研究所での稽古の日々

〝アナタ ノ 佇ンデ イル 場所 ハ 何処 デスカ ?〞

「何処ヘ」、それは私のなかの永遠の問いです。[K]

 

 

東 真里江  Marie HIGASHI  ➡️ Detail

AFAF 2023がデビューだったにも関わらず、スイスのギャラリーのディレクターに見出され、この夏はヨーロッパ初の展覧会を開催するなど大きな注目を集めています。さらに今年のアート台北にも台湾のギャラリーからの出展が決定しています。独学で始まり、まだわずか8年のキャリアでありながらこうした飛躍を見せるのは多くの作家が目指す確固たるオリジナリティーがあるからでしょう。[M]

 

 

広沢 仁  Jin HIROSAWA ➡️ Detail

30cm程の木彫はどこかユーモラスで欠落した人間の体温とおかしみを感じてクスッと笑ってしまう。真っ黒に塗り潰された顔と不完全な美のかたち、奇妙な静けさの漂うシルクスクリーン、懐かしい分身のような親近感を覚えてしまいます。[K]

 

 

シーズン・ラオ Season Lao ▶︎ Detail

2009年映像作品「百年菉荳圍」が反響を呼び、取り壊される予定の生家を含む歴史的建造物群が再評価・保持され、芸術活動の契機となった。2009年に来日、10年間北海道を拠点とし、自然現象の「虚実相生」から着想を得て、「縁起」を洞察し、雪、霧から生じる余白を取材した平面作品を国内外で発表。2020年から京都にも拠点を構え、コロナ禍においては、浄土寺院などで「容中律」を具現化し、人間と物象の間にある外部性と内面性の境界を超越するインスタレーションを展開。2023年、ニース国立東洋美術館の25周年において半年間の個展開催。

パブリックコレクション:ザ・リッツ・カールトン福岡

 

 

堀越 千秋 Chiaki Horikoshi ▶︎ Detail

「美とはひとつの訓練である」と小林秀雄は言った。訓練なしに分かる美は、子供も大好きなアメやチョコレートだ。しかし世界はもっと豊かな味覚に満ちている。…カンテの美は、声が消えてゆく、その弱らせ方にこそある。カンタオールの人生の味わいが出るのだ。…では、カンテの真実味とは何か?それは貧しいアンダルシアの人々だけが持つ真っ直ぐの生命力である。金持ちは他人の分まで持っている人々である。こういう人が、なぜ魂の叫びを叫べるであろうか。金持ちのキリスト、金持ちのゴッホがいただろうか?マヌエル・アグヘータの歌う古いカンテを聴くと、まさにそう語る超えがきこえるのである。(堀越千秋)