ガラス玉の風景 そこに指紋をつけてはならない なぜならつけるまでもなく 繊細にどよめき崩れてゆくだけだから

    " /> 森信夫 展 「 青い陰画 」森雄治詩集へのオマージュ – Gallery Kazuki | 画廊香月

森信夫 展 「 青い陰画 」森雄治詩集へのオマージュ

MORI NOBUO EXHIBITION

◆初日17:00~ オープニングレセプション 朗読:香月人美

2018.12.10[Mon]-16[Sun]

 

ガラス玉の風景
そこに指紋をつけてはならない
なぜならつけるまでもなく
繊細にどよめき崩れてゆくだけだから

 

 

本個展は、森雄治(1963-1995)詩集「蒼い陰画」出版を記念して、詩集に寄せた扉絵の他、収録された詩・収録されなかった詩、及び版画付き特装本へのオマージュとして描いた展覧会です。
詩集「蒼い陰画」は著者・森雄治が17~20歳の時に書いた詩をまとめたもので、詩集のタイトルは本人自身によるものです。18歳の時のノートには「青の陰画」とだけ表記されており、生前弟は詩集について口にすることがなかったので、そのタイトルの意図は詳らかではありません。本個展は、二十年越しのその謎を読み解くささやかな試みでもあり、兄弟初のコラボレーション展です。
同じ屋根の下に生まれて芸術、文学について語り合ったのはわずか十数年、詩集「蒼い陰画」とそのオマージュとして企画された本展覧会によって、その対話の最も古い記憶の影像をお伝えすることができればと思います。

森信夫

 

森 信夫  /  Nobuo Mori
1958年生まれ。今治市在住
2001-2002 ノルウェーの画家エドヴァルド・ムンクの研究のためにオスロに滞在
2008-2009 スイスのゲーテアヌム絵画学校でシュタイナーの理論に基づく描画法を学ぶ
2016 森 信夫 新作展「影から影へ」/ 画廊香月,東京

 

□森雄治(1963-1995) 詩集「蒼い陰画」

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