Ryosuke Yasumoto Exhibition
1992年2月11日(火) - 2月23日(日)
■DMテキスト
アッシジ、ボローニャ、ベネツィア…..。
イタリアの都市の息づかいが聞こえてくる教会や街をゆく人々。
ピエロやサーカス、無国籍な街角を題材にプリミティブな魂の風景を描き続ける安元亮祐。
ここでは、旅する画家が自分の原風景に出会った喜びを 軽やかな色彩とタッチでみずみずしく表現している。
安元の最新作を集めたイタリア紀行展。
切り取られた小さな風景の中に、春を受胎したイタリアの風を感じてみませんか。
水彩画25点
グレーを基調とし、威圧感さえ漂わせた幻想的作風の油絵から一転して、解放的な色彩を表わしたexhibition。
25点を展示する。これまでのファンには新しい安元亮祐像を、未知の人たちには新鮮な才能のきらめきを感じさせた。
91年作家36才の時に訪れたイタリアの町並みを水彩、クレヨン、コラージュなどで表現した。
ピエロが踊る独特の心象風景、重厚に構築されているようで、軽やかな動きと楽しさが共存している。空に舞う鳩、大気を引き裂く風を葦ペンなどの繊細な線で表わしたと思えば、教会のせん塔をコラージュで描いたりと大胆さと、緻密さを同居させた画風で描かれている。
■ Opening
「安元亮祐を囲んで」pm5:00~